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[試合後会見]2012.3.11

玉越、ユースからの飛躍は…

 11日、WBCユース・スーパーフェザー級王者(WBA12位・WBC11位)となって臨む玉越強平(千里馬神戸)の初戦が、神戸サンボーホールで震災の黙祷が行われたのち静かに始まった。
 試合は、トリッキーな動きをするタイの刺客に戸惑う様子の玉越だったが、徐々に左ジャブから試合を組み立て、6Rには完全に試合を支配した。
左:玉越 右:ペッチナムチャイ
 玉越は強烈な右ストレートを当てダウン寸前まで持っていくも、無情にもラウンド終了の鐘。後半、タイのペッチナムチャイ・ジッティージムもタフなところを見せ、一度も倒れることなく終了したが、判定は3-0と玉越の圧勝であった。
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 試合後、今日の出来に玉越は「実は試合の三日前に対戦相手の情報を知ったので、正直序盤はやりにくかった。スイッチしてくるとも思わなかったし…。相手が待ちの姿勢だったので、打ちずらかった」と大粒の汗をタオルで拭いながら語り、ユース王者になって初の試合については「特に変わりはなかったですね。でも、地元神戸なんで徳山さん(元WBC王者)のように、チャンピオンらしく"負けない試合"をしようと思っていました」と笑顔を見せた。
 「今日の自己採点は20点です。1000点満点で(笑)」と反省を口にし、次戦は海外で予定していると玉越。だが「海外に行くメリットないのであんまり行きたくないですけどね」と戸惑いを見せながらも「言われた試合は確実に勝っていきます!」と、最後はまた笑顔で会見を終えた。

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