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[試合後談話]2023.11.4

激戦! ウェルター級挑戦者決定戦!

 日本ウェルター級挑戦者決定戦、同級1位の豊嶋亮太(27=帝拳)対同級2位の石脇麻生(24=石田)の一戦が4日、後楽園ホールで開催された「第8回WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のセミファイナルで行われた。

 元アジア2冠王者の豊嶋と、成長著しい石脇の意地がぶつかり合った!
豊嶋亮太(帝拳)が挑戦権獲得
 豊嶋がジャブからワンツーにつなげてプレスをかけるのに対し、石脇はリターンの左ボディで対抗。中盤はボディへの削り合い。6回、石脇が左ボディ、左フックを好打し、見栄えの良さをアピール。それでも豊嶋は大きく崩れることなく、積極的な攻撃で終盤を抑えた。ジャッジ2者の支持を得た豊嶋に軍配が上がった。
「勉強になった試合だった」
 激戦を制した豊嶋は「相手の作戦に付き合ってしまった。右ボディからの左フック、佐々木戦(佐々木尽=八王子中屋)と同じパンチのもらい方だった。久々に勉強になる試合で、KO率よりパンチがあり、戦績以上に強かった」と拳を交えた石脇を称えた。

 続けて「また、チャンピオンになるという気持ちで戻ってきたからには、もっと明確な内容を見せたかった。落ち着いて試合を運ぶことができたのは、チャンピオンとしての経験値があったから。反省もあるが、次戦決まっているので、止まらずにまた一歩前に進んでいく。日本チャンピオン、この山は絶対に超える」と王座返り咲きを誓った。

 豊嶋は、チャンピオンカーニバルで、王者の坂井祥紀(32=横浜光)vs同級5位のシーサー皆川(31=平仲)の勝者(12月2日、後楽園ホール)に挑戦する。
「見栄えが悪かったのかも…」
 一方、最後まで粘りを見せつつも敗れた石脇は「勝ったと思ったが、見栄えが良くなかったのかもしれない。自分の実力不足だった」と悔しさをにじませた。
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