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[試合後談話]2023.5.20

バンタム級モンスタートーナメント開幕

 井上尚弥(30=大橋)のバンタム級主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)統一記念「モンスタートーナメント」が20日、東京・墨田区総合体育館で開幕。準々決勝3試合が行われた。

 しっかりとダウンを奪って、TKO決着で準決勝に駒を進めたのは、増田陸(帝拳)。ジムの先輩で、現役時代には『ゴッドレフト』の愛称で親しまれた山中慎介氏を彷彿とさせる左ストレートが光った。ハイレベルなラウンドが続いた富施郁哉(ワタナベ)との試合後、控え室に戻った増田は「倒しきりたかった。左のストレートで倒すイメージはあった。ジャブは当たったが、次につなげられなくて、それが課題。一発だけじゃなく、どこかでまとめないといけないと勉強になった。プロ2戦で2ラウンドしか経験がなく、終盤で倒せたのが経験となって良かった。日本タイトルに臨む気持ちは高かったが、今回の試合内容物では話にならない。8月30日まで1日も無駄に出来ない」と、反省の弁が口をついた。

増田陸と富施郁哉のサウスポー対決
 増田とのサウスポー対決を終えた富施郁哉は「強かった。自分の悪い部分を修正して臨んだ試合だった。パンチが強くタイミングが良かった」と増田を称えた。
穴口一輝(真正)
■勝者:穴口一輝(真正)

「勝てて良かった、生き延びた。当初のプランは足を使って自分の距離で戦う予定だったが、内構はブロッキングも上手くパワーがありプレスが強く、1ラウンド目を取られたと思い、相手の土俵で戦うプランに変えた。セコンド、応援の声が前に出て攻める気持ちに繋がった。″ボクシング″ではなく気持ちで勝った。次戦は、1から修正して、誰が相手になっても戦えるように全てを向上させる」

内構拳斗(横浜光)
 ■内構拳斗(横浜光)

「内容としては反省ばかりで、負けたのがショック。いざ試合が始まると、ポイントを取れているか判断できなくなり、感覚だけで試合を進めてしまった。要所要所では、練習して来た事を出せたが、想像通り上手い相手だった。(穴口が)やりたくない接近戦でも、上手く対応していると感じた。」
梅津奨利(三谷大和)
■勝者:梅津奨利(三谷大和)

「いつもとは違ったボクシング試合をし、成長できた。ジャブが良く出せて、ポイントを取れた。(石川は)タフでパンチもあったが、振りが大きく、当たらなければ大丈夫だと思った。次戦は、アマ経験のテクニックをどう崩すか、対策していきたい」
石川春樹(RK蒲田)
■石川春樹(RK蒲田)

「気持ちで負けた。強いパンチを当てても相手がポーカーフェイスで、効いてる気がしなかった。(梅津は)パンチが固かった。練習してきた打ち合いに持ち込みたかったが、ジャブで止められたり、細かいテクニックがあった」

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