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[試合後談話]2022.10.23

浜松でフレッシュファイト!

 西遠ジム主催の「第36回西遠ボクシングアワー」が28日、静岡県浜松市雄踏総合体育館で開催された。1年ぶりに行われたイベントで会場を盛り上げたのはーー。
岩本和樹(西遠)が初勝利
 第1試合バンタム級4回戦では、岩本和樹(21=西遠)と松原靖貴(24=トコナメ)が対戦した。初回、サウスポー岩本が右フックでダウンを奪う、絶好のスタート。その後も有効打で上回ったが、3回に松原の反撃を受けて失速。4回も苦しい展開となったが、懸命に打ち返した。
「今日は運が良かった」
 試合後、取材に応じた岩本は「ダウンを奪って、そのまま攻めればよかったが、様子を見てしまった。勝ったけど内容が悪かった。今日は運が良かったですね」と快勝にも頭をかいた。

 「今のままでは、次は厳しいが、もっと練習して上を目指す」。身長175pのサウスポーは、階級をスーパーフライ級に下げて、来年の新人王を目指す。
左:上村健太(緑)がTKO勝ち
 ウェルター4回戦では、鈴木学(35=西遠)と上村健太(25=緑)が拳を交えた。サウスポー上村が、左ストレートを好打しリズムを掴むと、2回に左アッパーから連打でフィニッシュした。
「相手のパンチは見えていた」
 鮮やかなKO勝ちを飾った上村は「最初は左ストレートを中心に、慎重に戦った。相手のプレスが強くなり、守りが雑になったので、練習していた左アッパーを出した」と試合を振り返った。この試合に向けて、同門でOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の力石政法(28)やWBOアジアパシフィック・ミドル級王者の能嶋宏弥(27=薬師寺)といった、チャンピオンとのスパーリングで腕を磨いた。

緑ジム9連勝!

 上村が勝ち、緑ジムは9連勝と絶好調だ。「ジムの連勝を繋げられたのもそうだが、しばらく勝ちから遠ざかっていたので、勝てて素直にうれしい」と笑顔を見せた。
左:時弘将志と久松大輝の26歳コンビが勝利!
 この日、愛知県のとよはしジムからは2選手が出場し、いずれも勝利した。スーパーライト級4回戦でデビュー戦に臨んだ久松大輝(写真右/26=とよはし)は、初回TKO勝ちした。「KOで勝てて、最高の気分です!」。満点の内容を見せた久松は、終始ニコニコしていた。

「KOにこだわりたい」久松大輝

 22歳でボクシングを始めて、転勤を機に25歳で、とよはしジムに入門。「熱いものを感じて」とプロボクサーになる決意を固めた。「KOで勝ったので、次も倒して2戦2勝(2KO)にしていきたい」と倒すことにこだわりを見せた。

「やっぱり勝つとうれしい」時弘将志

 第7試合、56.0s契約4回戦に出場した時弘将志(写真:左/26=とよはし)は、判定勝ちで3連敗を脱出した。「負けと引き分けが続いていたので、知人に『試合のチケットを買ってもらえないか』と声をかけづらくなってしまって…」と苦労したようだが、「辞めようとは思わなかった。やっぱり勝ちはいいですね!」と声を弾ませた。

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