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[試合後談話]2022.9.11

西日本新人王が決定!

 西日本新人王決勝戦が11日、エディオンアリーナ(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された。

 全試合終了後には、表彰式と三賞の発表が行われた。

 この日の勝者は、11月6日(日)に同会場で、中日本vs西部日本新人王対抗戦(10月2日、沖縄・石川多目的ドーム)の勝者と、西軍代表を懸けて激突する。
 最優秀選手賞(MVP)は、スーパーフェザー級の大谷新星(21=真正)が獲得した。初回から、重厚なプレスで小松直人(18=森岡)を攻め立てると、ボディにパンチを集めて攻勢。3回、右アッパーからパンチをまとめて、フィニッシュした。

気持ちでは負けない

 3戦全勝(3KO)で、西の頂点に立った大谷は「試合前からMVPを獲るつもりで戦った。つまらない試合はしないように、初回からKOを狙った」と冷静に試合を振り返ると、「テクニックがある選手はたくさんいるが、気持ちでは負けない。これからも(どんどん)倒して、全日本新人王になります!」と言葉に力を込めた。
 敢闘賞は、ウェルター級の矢野翔斗(23=ハラダ)が受賞した。高い攻撃力を誇る矢野が、力強い左ボディ、右フックで先制攻撃。池田優一(24=本橋)の反撃にも冷静に対応すると、左右フックから連打でダウンを演出。10カウントを聞かせた。

次もKOを狙う!

 3試合連続KO勝ちを飾った矢野は「MVPを狙っていたが、三賞を獲ることができたのでうれしい。立ち上がりは動きが硬かったが、セコンドの指示を聞いて、冷静に戦うことができた」と笑顔を見せた。「次戦も、KOでお客さんを楽しませたい」と拳を握りしめた。
 技能賞はライトフライ級の松江琉翔(18=JM加古川拳)が選出された。宮地龍喜(20=ミツキ)との一戦は、初回は宮地が右クロス、左ボディを決めて先手を奪うが、2回以降は松江が、左フックで顔を弾き反撃。パンチの精度で上回った松江がポイントを奪い、判定勝ちした。

次戦は圧倒したい

 試合後、電話取材に応じた松江は「三賞を獲れるとは思わなかったので、名前を呼ばれてビックリした。初回にパンチを浴びて焦ったが、2回以降はポイントを取り返したと思う。左フックは、練習していたパンチ。今回は、僅差の判定勝ちだったので、次は圧倒したい」と次戦に目を向けていた。
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