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[電話取材]2022.7.16

英洸貴「地元でアピールする」

 日本ユース・フェザー級王者の英洸貴(はなぶさ・ひろき/23=カシミ)は、7月30日(土)に石川県内灘町総合体育館で開催される「拳の嵐」のメインイベントにおいて、挑戦者の高橋利之(22=KG大和)を迎えて初防衛戦に臨む。

 昨年11月に亀田京之介(ハラダ)を攻略し、王座獲得に成功。約2年7ヶ月ぶりとなる地元での試合に気合いが入る。

 電話取材に応じた英は「力の差を見せて圧倒する」と言葉に力を込めた。
地元で自主興行初のメインイベンターを務める
 「2年で3回くらいのペースで、(試合を)やっていたのですが、(コロナ禍の影響で)久しぶりの地元での試合なので楽しみ」。英は、凱旋となる防衛戦に胸を躍らせていた。内灘町総合体育館は、英が通っていた中学校の横にあるという。「地元でのメインイベントも初めてだし、いつも以上に知り合いも見に来てくれる」。
「内容を求めたい」
 「パワーがあり、フットワークがよくて接近戦も上手い」と挑戦者の印象を語ると、「勝つのは大前提で、内容を求めたい」と自信を示した。
 同門で元世界ランカーのゼネシス・カシミ・セルバニア(30)とのスパーリングで調整している。「セルバニアのパンチをもらっておけば、怖いものはない」。
右:ビビンバ力(りき)もデビュー戦
 同じ日に、デビュー戦に臨むビビンバ力(25=カシミ)は2歳上の兄だ。長男は元日本ランカーのユキヤハナブサ(引退)で、洸貴は3人兄弟の末っ子だ。ビビンバは、中学から高校までボクシングをしていたが、飲食店を経営したいという夢を叶えるため、内灘町で焼き肉屋をオープン。経営は順調だが、洸貴の日本ユース王座戦を見て、ボクシングへの思いが再燃したという。「兄は店があるので、練習時間が被ることがない」と言うが、当日は兄弟そろっての勝利を目指す。
北陸のボクシングを盛り上げる
 北陸のボクシングを盛り上げたい気持ちは強い。「セミファイナルに出る長谷君(長谷和紀=トヤマ)も、スパーリングをしたりしているので、一緒に勝ちたい」。
7月30日(土)石川県内灘町総合体育館
 「相手に何もさせずに、圧倒したい。無理に狙いにはいかないが、チャンスがあったら仕留めにいく」と初防衛を誓った。

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