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[試合後談話]2022.6.10

期待の新人! 山本諒真!

 アマチュア2019年度インターハイ優勝、2021年度世界ユース日本代表の山本諒真(18=DANGAN AOKI)が10日、後楽園ホールで開催された「WATANABE PROMOTION&DANGANオール4回戦」東日本新人王予選ウェルター級4回戦で、鈴木健介(22=リングサイド)と激突した。

 試合は、初回から大きく動いた!
初回KO!
 評判通りの強さを見せた山本が勝利した。ジャブから左ボディに繋げると、左フックでダウンを先取。再開後、ワンツーから右を追撃し、豪快に鈴木を倒した。
「勝ててホッとしている」
 試合後、取材に応じた山本は「アマチュアとは、また違った緊張感があった。練習していたフェイントは出せたが、ディフェンスがまだ甘い。ボディ打ちも、もっと出していきたい」と、会心のKO勝ちにも課題を挙げた。

熊本県から上京。頂点を目指す

 小学4年で地元熊本県のアマチュアジム「吉田ボクシングジム・スタイルトップ」に入り、ボクシングを始めた山本は、高校1年でインターハイを優勝。その後の活躍が期待されたが、コロナ禍の影響で大会が中止となり、アマ16戦14勝(5RSC)2敗でプロに転向した。
瀬端幸男会長が期待を寄せる!
 インターハイ決勝戦を見た瀬端幸男会長は「大学に行かないのなら、ぜひうちのジムにきてほしい」とスカウトした。瀬端会長は、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏をプロへ誘ったことで知られている。選手をスカウトしたのは、内山氏以来2人目だ。

内山高志氏以来、2人目のスカウト

 瀬端会長は「ウェルター級で、世界王者を目指してほしい」と、日本ボクシング史上まだ一人も出ていないウェルター級での世界チャンピオン誕生に期待を寄せる。

 山本も「まだまだ先だが、いずれ(ウェルター級で)世界王者になりたい」と拳を握りしめた。まずは、今年の全日本新人王を目標としている。「インパクトのある勝ち方で優勝する」と言葉に力を込めた。
東日本ウェルター級新人王戦に注目!
 次戦は、6月7日(火)に初戦を突破した松野晃汰(20=神奈川渥美)と対戦する。松野も山本と同じ年にインターハイ・ミドル級で準優勝している。さらに反対ブロックには、元世界王者の輪島功一氏の孫・磯谷大心(20=輪島功一スポーツ/2戦2勝(2KO))がいる。今年の東日本ウェルター級新人王戦が、俄然面白くなってきた!

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