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[前日計量]2022.5.28

プレッシャーをはねのけるのはどっちだ!?

 日本フライ級10位の中嶋憂輝(26=角海老宝石)と森青葉(22=泉北)が28日、大阪市内の関西JBC事務局で前日計量に臨んだ。

 試合は、明日(30日)大阪・和泉シティプラザ弥生の風ホールで開催される「フレッシュボクシング一丸」のメインイベントとして行われ、51.5kg契約8回戦で激突する。計量後、電話取材で両者に意気込みを聞いた。
「気負わずに戦う」
 先に秤に乗った中嶋は、契約体重を200g下回る51.3kgでクリアした。奈良県出身の中嶋は、8戦目で初の関西遠征となる。「普段は見に来れない人も、チケットを買ってくれて来てくれる。いつもより応援団が多いので緊張している」と素直な胸の内を明かしたが、「明日は負けるわけにはいかない」と、その緊張もプラスに捉えているようだ。

 ここまで勝った試合は、すべてKO勝ちだ。しかし、「倒そうとすると力んでしまうので、気負わずに練習でしてきたことを出すだけ」と自然体を強調。「ここ2戦引き分けているので、しっかりと勝ちます」と必勝を誓った。
「ランキングとお客さんのハートを掴む」
 拳を交える森は、100gアンダーの51.4sで計量を終えた。自主興行初のメインイベンターを務めるにあたり、「(自主興行で)泉北ジムの選手がメインに出るのは初めてのこと。少し緊張している」と、こちらも重圧を感じているようだが、「地元での試合なので負けるわけにはいかない」と、中嶋同様、言葉に力を込めた。

 昨年11月に行われた日本ユース・フライ級王座決定戦以来の再起戦に臨む森は「2戦連続でチャンスをくれたジムには感謝しかない。相手はアマチュア経験が豊富で強いが、明日はこの手でランキングとお客さんのハートをキャッチしにいきます」と下克上宣言。

 最後に「あっ、今の『お客さんのハートをキャッチしにいきます』の部分は金色で書いてください」と、電話口でおどけて見せた。

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