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[前日計量]2022.3.5

注目の一戦! 山中竜也が計量をクリア!

 元WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級王者の山中竜也(26=真正)と須藤大介(26=三迫)が6日、神戸市内で前日計量を行った。

 両者は、明日の6日(日)に神戸市中央体育館で開催される「REAL SPIRITS.78」のメインイベント、ライトフライ級6回戦で激突する。世界戦以来、約3年7ヶ月ぶりの復帰戦に臨む山中と、対戦相手の須藤からコメントが届いた。

 試合は、真正ジム公式YouTubeチャンネル「BOXING REAL」でライブ配信される。
「今までで一番仕上がった」
 ライトフライ級リミットの48.9kgでパスした山中は「ホッとしています。今回、久保さん(久保隼=元WBA世界スーパーバンタム級王者)に減量法を教えてもらって、彼女(注)も料理面からサポートしてくれて、階級を上げたのもあるけど、今までで一番順調だったんじゃないかと思います。彼女の料理は低カロリーのチゲスープや、お好み焼き風≠セけど、カロリーは一枚100キロカロリーくらいのものを作ってもらいました」。
「ハードルを上げすぎずに戦う」
 「(久しぶりの減量で)『ああ、戻ってきたな』と。何も思い残すことなく、全てやり切れたなと思います。(スパーリングは)週2〜3回。最長は大内選手(大内淳雅=姫路木下)さんと6ラウンド。トータルは少なくて、60ラウンドくらい。新しい自分を見せられると思います。ただ、久しぶりの試合なので、ハードルを上げすぎずに、すべてを想定内にできるように考えてできたらいいですね」を勝利を誓った。
※彼女は京都市在住の看護師・足立綾子さん。試合後に入籍予定。
「積極的に攻めて勝ちにいく」
 一方、400gアンダーの48.5kgで計量を終えた須藤は「山中選手が復帰することはニュースで知っていたのですが、まさか僕が対戦相手になるとは思っていなかった。なかなか元世界チャンピオンと戦うチャンスはない。山中選手は、硬膜下血腫で引退されてからの復帰。覚悟を決めて来ていると思う。その覚悟に打ち勝てる試合をしたい。三迫ジムには強い選手がたくさんいるので、スパーリングをしてもらったり、アドバイスをもらったりした。麻生さん(麻生興一=OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者)さんからは、体全体のバランスなどについてアドバイスをもらった。バランスを保ちながらも、自分の持ち味はガンガン行くスタイルなので、消極的にならないようにしたい」と意気込んだ。
「気持ちのぶつかり合いになる」
 その後、ボクモバの電話取材に応じた須藤は「初めて山中選手とお会いしたが、体つきを見て仕上がっているのを感じた。戦闘モードに入っているのが伝わってきた。調子が良いので、明日はぶつかり合いになる」と話した。元世界王者を撃破すれば名前をアピールできる絶好のチャンスだ。

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