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[試合後談話]2021.4.2

本日のKO勝ち!

 「第96回オーバーヒ―トボクサーズナイト」が2日、後楽園ホールで開催され全7試合で熱戦が繰り広げられた。
 第5試合バンタム級4回戦では二葉恒輝(29=松本ACE)と梅津奨利(22=三谷大和)が対戦した。試合は、ジャブを飛ばす二葉に対し、梅津はグイグイと懐に飛び込み左ボディを好打した。
梅津奨利(三谷大和)が倒した
 ペースを握った梅津は、強打を叩き込むとボディにパンチを集めて攻勢。強烈な右ストレートでダウンを奪い試合を終わらせた。
「僕に注目してください!」
 試合後に電話取材に応じた梅津は「相手のガードの崩し方や打った後のパンチのウィービングなど練習通りにはいかなかった。今回は反省点が多い」と決して浮かれることはなかった。
 小学5年から三谷大和ジムでボクシングを始めた梅津は、中学3年でU-15全国大会で優勝した。しかし、「やることがなくなってしまった」と一度ボクシングから競技から離れてしまった。その後、「会長から気にかけてもらっていたのと、体を動かしたくなったので」と一昨年12月に6年ぶりにボクシングを再開すると火が付き「やっぱりプロでやりたくなって」と21歳でデビューした。  
 3戦全勝(3KO)とした梅津は「自信のあるところはパンチ力。この調子で全日本新人王を獲りたい」と抱負を口にした。  
右:スコーピオン金太郎(三谷大和)の左がヒット
 第2試合61.6kg契約4回戦では、長田圭吾(35=松本ACE)とスコーピオン金太郎(24=三谷大和)が激突した。序盤からサウスポー金太郎が、左ボディストレートを決めて主導権を支配すると2回に左ストレートでダウンを先取。再開後は右フックを振り抜きフィニッシュした。
「良い出来だった」
 デビュー戦を飾った金太郎は「会長から左ボディストレートから崩していくように指示が出てその通りに戦えたと思う。左ボディをフェイントで入れて左フックがガツンと当たった。最後に決めた右フックはナチュラルに出た。デビュー戦を勝てたから100点です」と電話口で声を弾ませた。
 プロキックボクサーとしてリングに上がっていた金太郎だが、パンチを学ぶために三谷大和ジムでスパーリングをしたところ「魅力にハマった」と、ボクシングに転向した。
「新人王を目指す」
 リングネーム「スコーピオン金太郎」の由来を聞かれると「スコーピオンは、自分の左ストレートをサソリの毒針に例えて、金太郎は雰囲気が似ているから」と三谷会長につけてもらったことを明かすと、「スコーピオンのような左で倒せて良かった」と喜んだ。

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