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[試合後談話]2021.4.1

日本ランカー日野僚の再起戦!

 日本フェザー級7位の日野僚(30=川崎新田)が1日、後楽園ホールで開催された「ザ・グレイテストボクシング37&ホープフルファイト34」メインイベントに出場。フェザー級8回戦で大保龍球(25=神奈川渥美)と対戦した。
 2019年12月の日本王座戦以来のリングに上がった日野が再起に成功したのか、それともランカー初挑戦の大保が下克上を果たしたのか――。
 長きにわたり川崎新田ジムを支えてきた孫創基チーフトレーナーが独立することになり、セコンドとして入るのは今回が最後となる。孫トレーナーとコンビを組む日野の動きに注目が集まった。
日野僚(川崎新田)がTKO勝ち
 日野が、日本ランカーの力を存分に示した。前に出てくる大保に対し、サウスポー日野はジャブでコントロールしながらワンツーを好打。冷静な試合運びでペースを握ると、7回に左ボディアッパーで10カウントを聞かせた。
日本王座を目指す
 試合後に囲み取材に応じた日野は「5ラウンドくらいから効いているのがわかったが、パンチを振ってきたので仕留めるまで時間がかかってしまった。ただ、焦る場面もなかったし、試合はコントロールできていたと思う」と冷静に振り返った。
 日本タイトル戦では「体力のなさを痛感した」と、一からフィジカル面を鍛え直してこの日を迎えた。
「孫さんのおかげでここまで来ることができた」
 リング上でマイクを握った日野は「孫さんとやっていなかったらここまで来れなかったと思う。孫さんありがとうございました」と、デビュー時から指導を受けてきた孫トレーナーに頭を下げた。
 試合後も「孫さんに勝つ姿を見せることができて本当に良かった」と笑顔を見せた。
孫創基トレーナー
 川崎新田ジム創設からジムを支えてきて、これまで数々のチャンピオンを育ててきた孫トレーナーは「みんな才能があり本当に選手に恵まれた。切磋琢磨しながら自分もここまで成長させてもらった。思い残すことはない」と18年間のトレーナー人生を振り返った。
今後の活躍を期待しています
 今後、孫氏は武蔵新城駅徒歩1分の場所に「RBムエタイ武蔵新城」をオープンし、キックボクサーを育てる。
 「新田会長(新田渉世会長)の言葉のおかげで前に出ることができた。明日から頑張るしかない」と新天地での活躍を誓った。

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