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[試合後会見]2020.9.16

大橋ジムの無敗のホープが登場!

 大橋ボクシングジム主催の「フェニックスバトル.73」が16日、後楽園ホールで行われ、ジム期待の新鋭がリングに登場した。
 第2試合ライトフライ級6回戦では、2019年全日本ミニマム級新人王の森且貴(20=大橋)が内田勇気(27=KG大和)と対戦した。約9ヶ月ぶりの試合となった森はジャブを飛ばしながら、左フックを振り抜き先制攻撃を仕掛けた。
森且貴(大橋)が7連勝
 森は、2回に内田の右アッパー、左フックを浴びて膝を揺らしたが、3回以降は左を軸にワンツー、左ボディを決めてダメージを与えると、接近戦でも上回り勝利を確実なものにした。
悔しい内容だった
 快勝した森だが「練習してきたことを出すことができなかった。ただ、それも実力のうち。遠い距離でも近距離でも戦えたが、力んでしまった。全体的なレベルアップが必要」と厳しい表情を見せた。
 大橋秀行会長は「KOがすべてではないが、今日の展開なら倒さないといけない」と注文をつけた。
左:ピッコロ・ヴォリバー(カシミ)
右:保田克也(大橋)
 セミファイナルでは62.0kg契約8回戦で保田克也(28=大橋)が元日本ランカーのピッコロ・ヴォリバー(29=カシミ)と拳を交えた。サウスポー保田はジャブで距離を測ると、2回に左ストレートで顔を弾きペースを掌握。その後は、お互いに警戒して手数が少なくラウンドを重ねた。ジャブと左ボディストレートを決めた保田がポイントを稼ぎ判定勝ちした。
倒したかった
 7戦全勝(4KO)とした保田だが「勝てたことと、8ラウンド戦えたことだけが収穫。もっと相手のスタミナを削っていかないといけない」。「相手は距離を外すのと左フックを合わせるのが上手かった。それでもジャブでプレスをかけて倒さないといけない」と最後まで浮かない表情だった。
相手はテクニックがあった
 大橋会長は「凡戦だと思われるかもしれないが、稀にみるすごい技術戦。相手は保田にしか分からない上手さがあった。がむしゃらに行ったら倒されていたと思う。今後に向けてプラスになる試合だった」と評価した。

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