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[イベント・調印式]2019.12.25

井岡一翔とシントロンが羽田空港で25秒の睨みあい

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王者の井岡一翔(30=Reason大貴)と同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)が25日、羽田空港国際線ターミナル「江戸舞台」で調印式とフェイスオフを行った。国内で行われる2019年の大トリを務める井岡は「熱い試合をして今年を締めくくりたい」と初防衛を誓った。
 試合は大晦日に東京・大田区総合体育館で行われ、当日午後6時からTBSで全国生中継される。
20日に米国ラスベガスから帰国した井岡
6月の王座決定戦に続き、一般客が見学できるフェイスオフイベントに登場した井岡は「このようなイベントを行うことで、試合に向けて少しでも盛り上がってくれたらうれしい」と話すと、今年で8回目となる大晦日のリングに「相手はオリンピックに2回出場して、プロでも負けなしの相手。防衛戦で戦うことができて光栄。勝つためにしっかりと準備をしてきた」と強豪との対戦に気を引き締めていた。
家族のためにも負けられない
 今年8月に長男の磨永翔(まなと)君が誕生。当日はトランクスに長男の名前を入れることを明かすと「家族のために戦う」と必勝宣言した。
来年はファン待望のカードが実現する!?
 12月3日に東京ドームで開催されたWBO総会でフランシスコ・バルカルセル会長(71)が日本マスコミ向けの記者会見で「井岡とシントロンの勝者にセミファイナルで3度目の防衛戦を迎えるWBO世界フライ級王者の田中恒成(24=畑中)が来年の大晦日に挑戦するだろう」と見通しを立てたこと、さらに23日に復帰戦を勝利した元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(32=ニカラグア/帝拳)が対戦相手に井岡の名前を出したことに話が及ぶと「今はシントロンとの試合に集中しているが、ここを勝てば対戦候補として戦う可能性がないわけでもない」と答えた。
美しい日本で試合ができて光栄
 これが初来日のシントロンは紺のジャケットを着こなしカジュアルな姿で登場。フェイスオフを終えると「こうしてフェイスオフをすると燃えるものがある。プエルトリコからベルトを奪うために日本に来た。体調はパーフェクトだ」と王座奪取に自信を示した。
 スペイン語でシントロンとは「ベルト」を意味するものだという。ロンドン五輪とリオ五輪2大会連続出場したサウスポーのテクニシャンが大晦日に波乱を起こしに行く。
明日は井岡の公開練習

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