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[前日計量]2019.10.25

ライバル対決を制するのは

 来年のチャンピオンカーニバル出場を懸けた最強挑戦者決定戦4試合が明日26日に後楽園ホールで開催される。その注目カードのひとつ、日本ライト級1位の斎藤一貴(27=角海老宝石)vs2位の富岡樹(22=REBOOT.IBA)の前日計量が25日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者ともリミットの61.2kgを一発でクリアした。
メンタルを含めてレベルアップしたと富岡
 先に秤に乗った長身の富岡は300gアンダーの60.9kgでパス。斎藤とは過去に100ラウンド近くスパーリングをしてきただけに、手の内を知ったライバル同士だが、今月中旬まで行った1ヶ月間の米国合宿で進化した姿を見せると意気込み、「初めて僕を見る人にも富岡はスゲーと言わせたい。どんな形でもいいので勝つ」と必勝を誓った。
すこぶる調子が良いと斎藤
 一方、パワーファイター型の斎藤は100g下回る61.1kgでクリアすると、水分を補給しながら「すんなり体重が落ちて調子が良い。普段は親しい間柄だが、富岡くんと向き合ってスイッチが入った」と闘志満々。続けて、「相手のペースに巻き込まれないようにしたい」と警戒しつつ、「完璧な練習をしてきたので自信がある。明日は必ず勝ちます」と拳を握った。
元王者の大橋と関西ホープ丸田が激突
 また、王座返り咲きを目指す日本フェザー級3位の大橋健典(30=角海老宝石)と2位の丸田陽七太(22=森岡)による日本フェザー級挑戦者決定8回戦は、大橋がリミットの57.1kgで、丸田が300gアンダーの56.8kgでクリアした。
良い試合ができそうと大橋
 大雨の影響で新幹線がストップし、会場入りが遅れた丸田を待った大橋は、「サイズ感を確かめたかったが、イメージ通り」とニヤリ。「ボクサータイプの丸田選手が打ち合ってくれるのなら臨むところだし、足を使うならしっかり追って僕の土俵に持ち込むだけ。中盤から後半にかけて倒します」とKOを宣言した。
あのパンチをもらわない自信があると丸田
 一方、兵庫から乗り込んだ丸田は、濡れた服を拭いながら「大橋選手の強打はもちろん警戒しているが、当てさせません。相性は悪くないと思う」と自信を示し、「スピードと体の柔らかさを活かした自分のボクシングを貫けば勝てると思う。階級を上げてから力強さも増したので、明日はボクシングを楽しんで勝ちたい」と笑顔で勝利を誓った。

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