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[緊急特集]2019.9.14

三迫ジム包囲網を急げ!

 いま、三迫ジムには5人の現役日本チャンピオンがいる。9月13日(金)、佐川遼がフェザー級の日本タイトルを獲得したことで、三迫ジムに現役5人目の日本チャンピオンが誕生した。
 現在の状況を簡単にいうと、日本ボクシングコミッション(JBC)は、ミニマム級からヘビー級までの17階級の内、スーパーミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級の3階級の日本ランキングと日本チャンピオンは認定しておらず、ヘビー級は、チャンピオン不在でランカーも2人しか認められていない。従って、約半数の日本チャンピオンが、三迫ジムに所属していることになる。

ミニマム級日本王者 田中教仁(34)

 その上、これから始まる※1.最強挑戦者決定戦には、ウェルター級の小原佳太とスーパーライト級の永田大士が出場する。不戦勝によって、既に※2.来年のチャンピオンカーニバル(チャンカン)で、日本チャンピオンに挑戦することが決まっているフライ級の藤北誠也を合わせると、令和2年上半期には、JBC公認の全14階級中、最大で8階級の日本チャンピオンの座が三迫戦士達によって占拠されてしまうのだ。このままでは、来年のチャンカンは、正に「三迫祭り」となり得る。

※1.最強挑戦者決定戦とは
・旧名: 最強後楽園
 令和2年の上半期に開催されるチャンピオンカーニバルで日本チャンピオンに挑戦する権利が懸かった挑戦者決定戦。

※2.チャンピオンカーニバルとは
・通称:チャンカン
 毎年、上半期に行われる日本チャンピオンの指名試合。挑戦者は、前年の秋に行われる最強挑戦者決定戦の勝者。

ライトフライ級:日本王者 堀川謙一(39)

※現役日本チャンピオン

○ミニマム級: 田中教仁(34)
※26戦19勝(10KO)7敗(1KO)

○ライトフライ級: 堀川謙一(39)
※56戦40勝(13KO)15敗(3KO)1分

○バンタム級: 鈴木悠介(30)
※14戦11勝(7KO)3敗

○フェザー級: 佐川遼(25)
※9戦8勝(4KO)1敗(1KO)

○ライト級: 吉野修一郎(27)
※10戦10勝(8KO)

バンタム級日本王者 鈴木悠介(30)

※令和2年チャンピオンカーニバル出場

□フライ級: 藤北誠也(31)
※17戦13勝(6KO)4敗

※最強挑戦者決定戦出場

□スーパーライト級: 永田大士(29)
※16戦13勝(5KO)2敗(1KO)1分

□ウェルター級: 小原佳太(32)
※26戦21勝(19KO)4敗(3KO)1分

フェザー級日本王者 佐川遼(25)
 三迫ジムの勢いは、日本タイトル戦線に留まらず、WBOアジアパシフィック(WBO-AP)戦線にも名を連ねている。まずは9月16日(月)、ライトフライ級王座決定戦で、山口隼人(30=三迫)が冨田大樹(21=ミツキ)と大阪のリングで拳を合わせる。そして10月10日(木)の後楽園ホール、ライト級日本王者の吉野修一郎(27)がフィリピン出身のハルモニート・デラ・トレ(25)と同級で自身2冠目となるタイトルマッチを予定している。それだけではない。22名のボクサーがエントリーした今年の東日本フェザー級新人王トーナメントを見ると、今成太希(22=4戦4勝2KO)が準決勝まで勝ち進んでいる。次戦は9月27日(金)・後楽園ホール。
ライト級日本王者 吉野修一郎(27)
 三迫戦士達の動向を見逃すな!

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