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[試合後談話]2019.3.17

刈谷で日本ランカーが意地のぶつかり合い

 日本ライト級12位の岩原慶(28=本多)と日本同級13位の力石政法(24=緑)が17日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「GREENDream.8」のメインイベント61.5kg契約8回戦で対戦した。試合は力石がスピードを活かした左ストレートで先制攻撃を仕掛けた。
力石が3連勝
 サウスポー同士の一戦は、2回に力石が左ストレートを振り抜き先制のダウンを奪う好調な滑り出し。プレスをかけて反撃を試みる岩原に対し、力石はジャブを軸に優位に進めると4回にも左で倒しポイントを連取。最後まで寄せ付けずフルマークの判定勝ちを収めた。
KOしたかったと力石
 2戦連続で日本ランカーを撃破した力石は、「倒したかったが、3〜4ラウンドで古傷の左肘が痛み出して思い切り打ち込めなかった。ジャブがよく当たったので、判定で勝てば良いという気持ちが芽生えてしまった。相手はパンチが重かったが、差はあると思った。スタミナが最後まで持つか考えてしまった」と安堵の表情を浮かべつつも反省の弁を述べた。
右:テルのび太 中央:矢吹正道
 今回の勝利で日本タイトル挑戦資格を有する12位以内を濃厚とした力石は、「自分はまだキャリアが浅いが、オーソドックスを相手に捌けるようになれば日本タイトルもそう遠くはない。上位ランカーとも戦ってみたい」と拳を握った。
大きなチャンスに闘志を燃やす矢吹
 兄のOPBF東洋太平洋ライトフライ級12位矢吹正道(26)は、21日に沖縄で日本同級1位の大保龍斗(横浜さくら)と対戦予定だったが、大保の怪我により5月1日に後楽園ホールで開催される「DANGAN」にスライドされる運びとなった。弟の勝利に刺激を受けた矢吹は、「相手は上位ランカーとは思えないので、どのくらいのレベルなのか見てみたい。いつも判定勝ちで良いと思っているが、今回は倒しにいく」と必勝を誓った。

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