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[試合後会見]2019.2.2

日本フライ級王座戦! ベルトはどちらの手に!?

 日本フライ級1位の中谷潤人(21=M.T)と同級2位の望月直樹(25=横浜光)が2日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のセミファイナルで前王者の黒田雅之(川崎新田)が返上した王座を争った。伝統のフライ級王座、第57代チャンピオンに輝いたのは――。
中谷が新チャンピオンに!
 長身サウスポーの中谷が強烈な左フックから打ちおろしの左ストレートで襲いかかる。しかし、望月も負けじと真っ向から打ち合いに挑みベルトへの気持ちの強さを見せた。2回、望月は鋭い踏み込みから右フックを好打したが、中谷は接近戦でのショートアッパーを決めて距離を作ると左フックで顔を弾いた。前半終了時の公開採点は49-46×2、50-45で中谷がリード。6回、中谷は手数の減った望月にジャブから左右アッパーを浴びせてダメージを与えた。続く回も中谷が左右アッパーで起こし連打で攻め立てると望月も執念を見せたが、9回開始早々、中谷がワンツーから連打で攻めるとダメージの深さを考量したレフェリーが試合をストップした。
対応力をつけていきたい
 無敗でベルトを巻いた中谷は、「ルディ(ルディ・エルナンデストレーナー)の期待に応えたくて、できるだけ早く倒したかった。最初からパンチは当たったが、相手が打たれ強かった。今日の試合は良い経験になった」と冷静に試合を振り返った。
日本一はうれしいと中谷
 現在、4団体で世界ランク入りしている中谷は、「世界へはまだまだだと思っている。フライ級の世界チャンピオンになることは小さい頃からの夢なので、チャンスをもらえるようにもっと頑張りたい」と拳を握った。
 会見の最後に「試合が終わって何がしたいか」と聞かれると、「お正月らしいことをしていないのでお雑煮を食べたいです」と話し頬を緩ませた。
再起を誓った望月
 一方、最後まで奮闘しリングを降りる際、大きな拍手を送られた望月は、「もっと細かく出入りしたかったがパンチを振ってしまった。途中から修正してアッパーを交えた攻撃をされて突き放されてしまった。残念ながらベルトには届かなかったですね」と肩を落とした。しかし、「これを糧に立ち上がります。まだまだこれからですよ!」と前を向いた。
採点表

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