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[前日計量]2018.10.30

ベルトを懸けて日向野知恵と成田佑美が激突!

 日本女子ミニマム級王座決定戦の前日計量が30日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、チャンピオンの座を争う同級1位の日向野知恵(スパイダー根本)と同級2位の成田佑美(姫路木下)が意気込みを語った。試合は明日の後楽園ホールで開催される「DANGAN」のメインイベントにセットされている。
今度こそベルトを獲る!
 先に秤に乗った日向野は200gアンダーの47.4kgでクリア。マイナータイトルも含め、これが4度目の王座挑戦となる日向野は、「これまではケンカの延長みたいになっていた。この試合に向けてディフェンスを強化してきた。明日はしっかりと試合を組み立てて周りの期待に応えたい」と必勝を誓った。
 これまで元2階級制覇王者の小関桃(青木→引退)、IBF世界アトム級王者の花形冴美(花形)など強豪と拳を交えてきた経験を武器にベルト奪取を狙う。
初の後楽園ホールでの試合が楽しみ
 一方の成田は100gアンダーの47.5kgでパス。「習い事のひとつとしてボクシングを始めた」という成田は、初めて出場したスパーリング大会で思っていたような動きが出来ず、「このままでは終われない。チャンピオンになった時の景色を見てみたい」とプロになる決意を固めた。
 「キャリアは相手の方が上」と語った成田は、「挑戦者のつもりで戦う。足を使ってパンチを当てさせずに勝ちたい」と拳を握った。
左:龍神 右:内藤
 セミファイナルでは、OPBF東洋太平洋Sライト級王者の内藤律樹を兄に持つ、内藤未来(E&Jカシアス)がライト級6回戦で龍神佳輝(ワタナベ)と対戦する。内藤はリミットちょうどの61.2kg、龍神は300gアンダーの60.9kgで計量を終えた。
ハロウィンらしく盛り上げたい
 昨年の東日本新人王決勝戦以来、約1年ぶりにリングに上がる内藤は、「タイミングが合わず、なかなか試合が決まらなかったが焦りはなかった。明日はKOにはこだわらず、自分なりに良い試合を見せたい」と意気込んだ。
 試合がない期間は沖縄での走り込み合宿、さらには世界3階級制覇王者の八重樫東(大橋)や日本ユース・Sフェザー級王者の木村吉光(白井・具志堅)らが毎週末、行っている階段ダッシュトレーニングに参加し下半身強化に努めてきた。明日は進化した姿を見せる!
KOを狙っていく
 初の6回戦を戦う龍神は、「みんなが楽しめて盛り上がる試合を見せたい。初めてのサウスポーとの対戦になるが、スパーリングでコツは掴んだ」と静かに闘志を燃やした。毎回、髪型をバシッとリーゼントに決めて試合に臨む龍神。10戦目で初のノックアウト勝利を目指す。

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