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[試合後談話]2018.5.27

小坂駿が和歌山でタイトル初挑戦

 東洋太平洋フライ級13位の小坂駿(真正)が27日、和歌山市内の和歌山ビッグウェーブで開催されたクラトキジム主催の「紀の国KOボクシング」のメインイベントで、東洋太平洋フライ級王者のジェイアール・ラクィネル(比)に挑戦した。静かな立ち上がりを見せた両者だが、タイトル初挑戦の小坂が先に仕掛けた。
ラクィネルのパワーが優った
 小坂はジャブで先制するも、ラクィネルのパワーボクシングに屈した。開始から距離を掌握した小坂が、右ボディストレートを決めペースを握ったが、焦りを見せないラクィネルが徐々に距離を詰め、左ショートストレートを当てた。すると4ラウンド、距離が詰まったところでラクィネルが左フックをドンピシャのタイミングで決めてダウンをゲット。カウント9で立ち上がった小坂だが、足元が定まらず10カウントが数え上げられた。ラクィネルが初防衛に成功した。
 
神に感謝とラクィネル
 ベルトを守ったラクィネルは「コサカはとても良いボクサーだった。フェアプレーでスポーツマンシップがあった。試合を決めたパンチは左フック。これはずっと練習していたものだ。勝てて神に感謝している」と喜びを爆発させた。
 
モロにもらってしまった
 一方、悔しい敗戦となった小坂は「練習していたことを後半に出していくつもりだったが、終わってしまった。ラクィネルのパンチは効いた。モロにもらってしまった」と肩を落とした。

 
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