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[試合後談話]2017.9.1

元世界王者の柴田直子が再起

 前IBF女子世界ライトフライ級王者の柴田直子(ワールドスポーツ)が1日、後楽園ホールで開催された「DANGAN193」のアンダーカードに出場。女子ライトフライ級6回戦でシーザー・マノップジム(タイ)と対戦した。また、日本女子初代王座決定トーナメント準決勝も行われ、アトム級6回戦、日本同級1位の日向野知恵(スパイダー根本)と日本同級4位の鈴木菜々江(シュウ)が激突した。
問題にせずストップ勝ちした
 初回から柴田はジャブで距離を測ると上下にワンツーを決めてペースを掌握。2回になると打ってはサイドに動きコンビネーションでダメージを与えた。ロープに詰まり防戦一方になったマノシップジムを見てレフェリーが試合を止めた。
多田さんとの試合が楽しみ
 危なげなく再起戦を飾った柴田は「もっと自分から仕掛けたかった。右ストレートできれいに倒したかったですね」と苦笑いを浮かべた。次戦は11月10日(金)に後楽園ホールでWBO女子アジアパシフィック・ミニフライ級王座決定戦を前IBF世界女子同級王者の多田悦子(真正)と争う。両者は2012年9月に対戦し、多田が僅差の判定勝ち。「前に戦った時は相手にパンチがないのに前に出れなかった。今度は貪欲に出ていく。試合まで2ヶ月しかないのですぐに練習をはじめたい」と多田へのリベンジと世界再挑戦を誓った。
強い相手に勝てて自信になった
 日向野と鈴木の対戦はプレスをかける日向野に対し、距離を取った鈴木がポイントをピックアップ。中盤以降の打ち合いでも上回り決勝戦にコマを進めた。4連勝となった鈴木は「相手はキャリアのある相手なのでアウトボクシングをしようと思った。思っていた以上に良くできた」と声を弾ませた。

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