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[試合後談話]2017.3.12

2017年関西初戦は神戸からスタート

 2017年の関西ボクシングがいよいよ開幕。真正ジムが主催する「REAL SPRITS.55」が12日、神戸中央体育館で開催された。メインイベントでは日本スーパーバンタム級11位の川島翔平(真正)が初のバンタム級挑戦で東京から永安潤之介(川島)を迎えて8回戦に臨んだ。試合は、今年、ランキング上位を目指す川島が鋭いジャブで先制に成功した。
判定勝利の川島
 試合は、鋭いジャブで先制した川島が永安の出端を抑える形でスタート。永安は踏み込んで右アッパーから左フックを狙うが序盤は距離が合わず。中盤、初のバンタム級で体のキレが出ない川島に距離を詰め玉砕覚悟で左右のフックを振るう永安がペースを握った。パンチの正確性は川島が上回るも、永安のパンチに反応出来ず後退する場面が目立った。後半、勢いに乗った永安だが、最後まで川島のジャブに反応出来ず試合終了のゴングが鳴る。川島が判定勝利。
やりにくかったと川島
 川島は、控え室に戻ると、笑顔でバンタム級での調整がうまくいかなかったと話した。「体が重かったし、こんな試合ではバンタム級はちょっと難しいですね」とバンタム級でチャレンジを断念した。「永安選手はやりにくかったですね。勝てて正直ホッとしています」と安堵の表情を浮かべた。
山下正人会長
 山下正人会長は、開口一番「全然あかんな、全然動けてない」と笑顔ながら厳しい表情で話すと「スーパーバンタム級の方が良いな、無理な体重でやるのはやめよう」と階級を戻すことに同意した。「これではタイトルなんてまだまだ」と不満顔のまま控え室を後にした。

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