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[試合後談話]2016.11.27

刈谷市で世界王者の息子がデビュー

 愛知県刈谷市の刈谷あいおいホールで27日、松田ジムのイベント「SUPER FIGHT.51」が開催された。メインイベントでは日本スーパーバンタム級15位の水野拓哉(21=松田)がインドネシア同級王者のジュンドラー・M・ファウザンと56kg契約8回戦に臨んだ。また、この日のセミファイナルでは元WBC世界スーパーバンタム級王者の畑中清詞会長の長男、畑中建人(18=畑中)が父と同じ日にデビュー戦を行なった。
成長を見せたかったと水野
 メインの水野は序盤から積極的にジャブでインドネシア同級王者のジュンドラーを圧倒。ジュンドラーは上体を振り前に出るが水野のジャブに出端を抑えられる展開。狙いすぎた感はあるが5ラウンド、右ストレートを打ち抜いた水野がダウンを奪うとジュンドラーは10カウントを聞く。水野のKO勝利。
松田マネージャーと水野
 試合後、水野は「やりにくかったですね。狙いすぎてペースも取れなかったし。自分の成長が見れなくて悔しいですね。次回の試合こそは成長を見せますのでこれからも応援よろしくお願いします」と反省が口をついた。
 松田鉱太マネージャーは「まあ、まだまだでしたね。次戦はWBCユース前哨戦で3月に試合を組みます。夏くらいにはタイトル戦の予定です。また、応援よろしくお願いします」と来年にタイトル挑戦を明言した。
畑中会長と建人
 セミファイナルで序盤は硬さもみられたがデビュー戦を予告通りのKOでプロボクサーとしてのスタートを切って畑中は「相手が足を使っていたのでジャブからと思っていましたがあたらなかったですね。最初のダウンを奪ったときはこんなに簡単に倒れるんだと思いました。逆に自分もこんなに簡単に倒れると思ったので気をつけようと思っていました。会長から『今日はお前がスターだからな』と言われて少し緊張も取れた感じで、勝った後は少しスター気分でした」とデビュー戦を振り返った。
 試合をセコンドで見守った畑中清詞会長は「今日は自分もデビュー戦した日やったからね。11月27日が良い日になって良かった」と安心した様子で語った。「次戦は大晦日の(田中)恒成の試合の日に2戦目を組みます。相手は決まっていません。建人に関してはじっくりと育てます」と早くも2戦目を大晦日で組むと発表した。

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