久保隼「成長を確認する」

　神戸市内の真正ジムで15日、初防衛戦に臨む東洋太平洋スーパーバンタム級王者の久保隼(26=真正)と対戦相手で同級6位のベンジー・スガノブ(比)が揃って計量会場に姿をみせた。初防衛戦を前に久保は「足元をすくわれないようにしっかりやります」と落ち着いた様子で語った。
　試合は明日、神戸市中央体育館で午後6時から第1試合開始予定。

　55.3kgのリミットで計量をクリアした久保は「いつも通り変わらずですね。練習の成果を出すこと。成長した姿を見に来ていただく人に見ていただくこと。そしてそれを自分で確認することですね。昨年、相手の試合は見ていますけど、昨年のままくるわけではないと思うので、足元をすくわれないように頑張ります」と、終始笑顔を絶やさず落ち着いた様子で語った。

　55.0kgの300gアンダーで計量をパスしたスガノブは「昨年ここ神戸で勝たせてもらっているラッキーなところ。東洋太平洋のタイトルを奪う最大のチャンスだと思う。明日はしっかりボクシングをして絶対にタイトルを持ち帰る」と、こちらも笑顔で計量会場を後にした。